熱硬化性樹脂等の高精度分析技術
技術者佐々木 勝司(京都府中小企業技術センター)
技術分野材料・分析
技術移転
共同研究
受託研究
技術相談・指導

研究機関
京都府



熱硬化性樹脂等の高精度分析技術

熱硬化性樹脂等の高精度分析技術

企業のみなさまにつなげたい技術(シーズ)

電気絶縁材料や耐熱電気部品、自動車部品、塗料、日用品・金属の接着剤、プラスチック製品・部品等、様々なシーンで使用する熱硬化性樹脂。本技術は、その熱硬化性樹脂の成形不良等の歩留まりでお悩みの企業様に対し、「熱機械分析装置(TMA)」を用いて解決を目指す樹脂分析技術です。
当装置は、熱硬化性樹脂やUV硬化性樹脂等の高粘性流体の体積変化をより高精度に分析・評価することができます。成形不良の原因となる樹脂特性をより詳しく知ることで成形工程の現場改善に繋がります。
企業のみなさまにつなげたい技術(シーズ)

活用が想定される分野例

・プラスチック製品製造業
・樹脂製造業
・化学製品製造業
・その他、プラスチック製品等の物性評価をしたい業種 等

技術の活用例

・熱硬化性樹脂(著しくガスが発生するもの、即効性接着剤等を除く)の硬化過程を評価できます。
技術の活用例

シーズのご紹介

『熱機械分析装置(TMA)による高粘性流体の硬化過程評価方法』
■現在、様々な産業において接着剤等の材料として使用されている熱硬化性樹脂やUV硬化樹脂等の高粘性流体について、その使用範囲の小型化や薄膜化が進行しています。それに伴い、樹脂の硬化過程における反り変形や強度等の信頼性確保が必須の課題となっています。
■高粘性流体の硬化過程の分析手法はその評価目的に応じて様々ですが、本技術はより高精度に熱膨張・収縮過程の体積変化を直接的に評価できる「熱機械分析装置(TMA)」を用いた分析手法になります(表1)。図1・2のような装置を用いて、試験体に対して一定の荷重をかけながら、その熱膨張・収縮を測定します。
■図3は、エポキシ系接着剤の硬化過程における経時変化について、既存の評価方法である赤外分光測定によるエポキシ基濃度の変化と比較した結果です。赤外分光では反応が終了していると見做されるA時点以降も、熱機械分析装置(TMA)による測定ではB時点まで暫く収縮が継続していることが判明しました。
■熱機械分析装置(TMA)を用いた評価は、反応進行度のみの評価にとどまる既存の分析手法を補完する意味でも、硬化過程を評価する上で有効な分析手法の1つです。
シーズのご紹介
公開情報:特許情報、参考文献、ホームページなど
■クリエイティブ京都M&T 2018.9月号「研究報告」
https://www.kptc.jp/mtc/wp-content/uploads/2018_09-17.pdf
■京都府中小企業技術センター技報 No.46
https://www.kptc.jp/mtc/wp-content/uploads/1ac9ae0f5ad7789c875895744fb34db8.pdf

企業のみなさまへ

佐々木 勝司(京都府中小企業技術センター)
TMAは温度変化による膨張・収縮過程を評価するものですが、測定用ジグ等の工夫次第で様々なアプリケーションが考えられます。樹脂材料に限らず、材料の熱的性質についての評価をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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■本ページに係るお問合せ先

事務局 株式会社 地域計画建築研究所( アルパック) 担当: 松田
〒600-8007 京都市下京区四条通リ高倉西入ル立売西町82番地 京都恒和ビル3F
TEL : 075-221-5132 お問合せ
実施主体 近畿経済産業局 地域経済部 地域経済課
TEL : 06-6966-6011
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