食事の種類と量を画像から認識することができれば,日々の栄養管理に非常に役立ちます.しかし,複数のメニューを一つの皿に盛り付けた場合や,食べ終わった後の食べ残しについて,画像から正確に認識することは困難でした.そこで,カラー画像と一緒に距離画像を撮影できる,距離画像センサ(RGB-Dセンサ,右図)を活用することで,食材ごとの画像領域を正確に分割し,それぞれの体積情報から,食事の種類と量を同時に認識するシステムを開発しました.実験では,バイキング皿にもられた10種類のメニューを95%以上の精度で正しく認識し,そのカロリー量を誤差5%以下で推定することができています。